このたび、美術評論家連盟は上海、北京をベースに精力的な活動を続ける、国際美術雑誌『Visual Production』編集長のGu Zhenqing氏をゲスト・スピーカーにお招きし、「超資本主義への疾走―中国現代美術の現状と未来」と題するシンポジウムを開催することとなりました。
1999年、20世紀最後のベネチア・ビエンナーレにおいて、中国現代美術の力が示されて以後、その圧倒的な力は、センチメンタルな「アジア」の視点を超え、依然、世界を席巻し続けているといっても過言ではありません。
そして、それはまた、社会主義の基層の上に立脚する資本主義という、アートに姿を借りた、新たなイデオロギーの力によるものといえるかもしれません。
北京オリンピック、上海万国博覧会などの開催に向け、国家レベルでダイナミックな変貌を遂げる現代中国。今回のシンポジウムはその変革の瞬間における、「アート」の可能性とその位相を検証する絶好の機会であり、多くの皆様の御来聴をお待ち申し上げます。
シンポジウム概要
日時 2007年11月25日(日) 13:30〜17:00 (13:15開場)
会場 東京国立近代美術館 地下1階講堂
〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3
アクセス 地下鉄東西線竹橋駅1b出口 徒歩3分
入場料 無料
定員 先着100名
プログラム
(13:30-13:45) 会長挨拶 針生一郎
(13:45-15:00) 第1部 講演
グ・ツェンツィン("Visual Production"誌編集長)
(遂次通訳つき)
休憩 15分
(13:45-15:00) パネルディスカッション
パネリスト:グ・ツェンツィン("Visual Production"誌編集長) 南條史生(森美術館)
司会:南嶌宏(女子美術大学、熊本市現代美術館)
常任委員長挨拶 本江邦夫(多摩美術大学、府中市美術館)
お申し込み方法
お名前、ご住所、電話番号を明記して、メールまたはファックスにてお申し込みください。
件名に「シンポジウム2007申し込み」と必ず明記してください。
なお定員になり次第、申し込み受付を終了させていただきます。
申し込み・お問い合わせ先:
美術評論家連盟事務局 小林季記子
メール: aica.jp@dream.com
ファックス: 03-3626-7528 (8:00 - 20:00受付)
URL:http://www.aicajapan.com/
主催: 美術評論家連盟
企画: 美術評論家連盟シンポジウム委員会
(南嶌宏委員長/南條史生/岡部あおみ/松本透/光田由里)