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美術評論家連盟シンポジウム2012 「彫刻の変容ー日本の場合」
美術評論家連盟は、結成50周年に当たる2004年から毎年、総会の開かれる秋に、そのときどきの美術界の関心事に焦点を当てて公開シンポジウムを開催してきました。

今回のシンポジウムは、「彫刻表現の変容」をテーマに掲げました。

一見すると現代の多様化した表現領域の中で、現実の空間に、ある実体を持って存在する「彫刻」とは時代の志向するリアリティとは遠いもののように思われるかも知れません。しかしこのますます錯綜したクロスメディア的な状況の中で、現代の造形を本質的に考える時に、「彫刻の変容」とはむしろ一つの大きな指標ともなってくるとも言えるでしょう。近年では「彫刻」を遠心的に問題化しながら制作する作家も出てきています。さらには彫刻ならぬ空間造形として見るべきもののようにも思われる、映像空間とも関係し、またフィギュア的な新たな像として立ち上がってきた人形的な造形性など、隣接する様々な諸領域との際(キワ)の部分で、様々な像が立ち上がろうとしています。これまでの「彫刻」概念では分析し得ないそのような彫刻「のようなもの」。またこのことは日本近代美術の中での「彫刻」の性格とも関わってくることかも知れません。そこで今回は、彫刻に何が今起こっていて、どのように変容しようとしているのかを、近代からの奥行き、欧米との比較等も含めて、美術評論家連盟の会員を中心に、作家の方々の参加も得て、出来るだけ様々な視点から分析したいと考えます。具体的には、2部構成で多角的に議論し、新しい観点も踏まえて、問題点を明らかにしたいと願っています。
シンポジウム概要
日時 2012年12月9日(日) 13:00〜16:50 (12:45開場)
会場 東京国立近代美術館 地下1階講堂
〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3
アクセス 地下鉄東西線竹橋駅1b出口 徒歩3分
入場料 無料
定員 先着150名
プログラム
(13:00-13:05) 会長挨拶 峯村敏明
(13:05-14:45) 第1部 「彫刻の場所」 市川政憲、北澤憲昭、棚田康司、戸谷成雄
司会:天野一夫
休憩(10分)
(14:55-16:35) 第2部 「彫刻の行方」 近藤幸夫冨井大裕中村英樹、名和晃平
司会:天野一夫
質疑応答
( -17:00) 結びの言葉 峯村敏明
お申し込み方法
お名前、ご住所、電話番号を明記して、メールまたはファックスにてお申し込みください。
件名に「シンポジウム2012申し込み」と必ず明記してください。
定員(150名)になり次第、申し込み受付を終了させていただきます。
メールには必ず返信致しますので、何かのトラブルで事務局からの返信が確認されない場合は、ご面倒でも連絡を頂けたらと思います。 
申し込み・お問い合わせ先: 美術評論家連盟事務局  小林季記子
メール: aica.jp@dream.com
ファックス: 03-3626-7528  (8:00 - 20:00受付) 
URL:http://www.aicajapan.com/
主催: 美術評論家連盟
企画: 美術評論家連盟シンポジウム委員会 天野一夫(委員長)、市川政憲、近藤幸夫、倉林靖
【ご案内】

シンポジウム終了後、親睦会を開催いたします。一般のご来場の方の参加もお待ちしております。
(会費:3.500円、場所:学士会館「THE SEVEN'S HOUSE」tel : 03-3292-0881)